テーパードパンツとベルトライン
デザイナーの森蔭が自身のために作り始めた「テーパードシルエットのパンツ」も、
最近ではすっかり定番化し、種類も増えてきました。
車や新幹線の移動が多い森蔭が、
シャツに合わせる楽なパンツを作りたいというのがスタートで
1年以上履いて試して出来上がった形が「テーパードシルエット」のパンツです。
わたりの幅(平面にしたときの太もも部分のサイズ)に対して
少し浅い股上にし、裾にかけて細くしていくことで、
動きやすさとフィット感、きれいなシルエットが出るようにしています。
そして、テーパードシルエットのパンツには
モリカゲシャツが「ベルトライン」と呼んでいる、
ウエストから下に生地が切り替えられた部分があります。
ベルトが不要になったパンツに“ちゃんと締めてますよ”という意味も込めて
アイコンとして残しています。
シャツやパンツに敬意を持って作っている森蔭らしさを感じる、
少しきちんとした気分をパンツにまとわせているデザインです。
素材や色がコーディーネートのアクセントになったり、
シャツの裾から少し見えることで全体のバランスを整えたりと、
シンプルで控えめながら大活躍のベルトライン。
今まであまり触れてこなかったのですが、
森蔭自身も、私たちスタッフも、とても気に入っているので
これからもベルトラインの素材や色を楽しんでもらえると嬉しいです。
テーパードシルエットのパンツをまだ履いたことがない方にも、
「デニム素材のパンツ」は、
日常的に履きやすく合わせやすいので、お勧めの素材です。
新品を履いた時から硬さがなく快適な履き心地の10oz以下の厚さで、
カジュアルすぎない生地を選んでいますので、
デニムを普段は履かない方にも一度ご試着いただきたいです。
モリカゲシャツらしい「きれいな形で誰が履いてもなじむ」
という大切なポイントを押さえた履き心地の良いパンツ。
種類が豊富にそろっている今、ぜひご覧になってみてください。
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